データベース データベースとは
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1. データベースの役割
1.データベース
DBMS(Database Management System)
データベースのデータを操作し利用するためのプログラムであり、日常の業務を効率よくこなすためにデータを管理するプログラムのことです。蓄えたデータを操作し、利用するまでのプログラムまでを含めてデータベースアプリケーションと呼びます。
データベース普及以前に使用されていたのはファイルシステムがあり、COBOLなどの言語で作成したプログラムでデータを扱っていました。特徴としてはプログラムとデータが独立していない為、プログラムとデータが密接に結びついていました。
(1)データベース特徴
データベースの特徴はデータがあらゆるプログラムから独立して作動するためデータベースを様々なプログラムで利用できることを意味します。
主な特徴は次の二点があります。
①データ独立性
あらゆるプログラムから独立していること。
②データ統合化
あらゆる種類のデータをひとつにまとめ一元管理できるようにすること。
(2)リレーショナルデータベース
データを縦(カラム)と横(ロー)の列からなる二次元の表の形で保管するデータべースのことで特徴としてはディスク上での保管形式とユーザーが見る保管形式にはまったく関係性がなくユーザーからはあくまで表として取扱うことができます。
(3)データベース種類
データベースの種類にはリレーショナルデータベースの他、階層型データベース、ネットワーク型データベースがあります。
①階層型データベース
下位データが一つの上位データに属する構造になっているデータベースでありたとえば企業でいえば、部署とその下にある課のような構造です。
②ネットワーク型データベース
下位データが複数の上位データに属する構造になっているデータベースです。
(4)基幹系データベースと情報系データベース
データベースは使用用途により大きく二種類のデータベースに分かれ、基幹系データベースと情報系データベースです。
①基幹系データベース
商品在庫や銀行口座等のの日常業務データで使用されるデータベースです。
②情報系データベース
日常の業務がどのように行われてきたかという実績や履歴のデータを蓄積するために使用されるデータベースであり、主に情報系から基幹系へのフィードバックループを行うことで基幹系データベースに修正が加えられています。特徴としては情報系データベースは大量のデータを処理して一つの答えを得るという使い方をする為、一般的に基幹系データベースに比べて一回の使用に非常に長い時間を要します。
2.データウェアハウス
情報系データベースの別称であり基幹系システムの日常業務処理の大量のデータが保管されています。
3.まとめ
■データベースアリケーションとは?
SQL,Oracleなどのデータを利用するアプリケーション。
■ファイルシステムとは?
データベース普及以前に使用されているシステムでありCOBOLなどの言語で作成したプログラムでデータを扱います。特徴としてはプログラムとデータが独立していない為、密接に結びついています。
■データ一元管理とは?
顧客名簿、売上データ、受注データなど異なったデータを一つにまとめ一元管理できること、ファイルシステムとデータベースの違いとなっています。
■テーブルとは?
データベースを表示する為にデータを縦(カラム)と行(ロー)と呼ばれる二次元の表の形でユーザーに表示されるものです。
■データウェアハウスとは?
情報系データベースのことで、基幹系データベースの日々の業務処理の実績、履歴を保管しておき、最終的に基幹系データベースにフィードバックループを行うためのシステムです。